「オレ、3試合もやったから、いっぱい書くことあるー!!」

 

 

キャプテンから発表し、考えを共有していきました。

そして、初勝利で嬉しさを味わった選手が、「うまくできなかったこと」として共通に挙げたことは

「声が出せなかった」

ということ。

守備での内野や外野、コーチャー、攻撃時のベンチなど・・・。

 

今日の選手の気づきから、各コーチからアドバイスをもらいました。

○橋井ヘッドコーチ

 まさに、みんなが言った通り。1人が声を出せば、みんなにつながっていく。

 「はずかしいからできない、できないからやらないではなく、やらないとできない」

 間違えてもいいから、やらないとできないよ。練習中からやろう。

 よい姿もありました。ある選手が外野のポジションにいた時、バッターを見て、飛んでくる場所を予想して右に動いたり、左に動いたりしていました。指示されてではなく、自分で考えて行動できていた姿に成長を感じました。

 

○田部コーチ

 普段から「見る」ことを意識しよう。「どのポジションがどう動いているんだな」と、考えながら見ること。

 みんなで声をかけ、確認しあうことをしていこう。

 

○小松コーチ

 声を出すことは「活気」「流れ」「リズム」「意思の疎通」につながる。そして、元気が出る。元気のあるチームは、試合に勝てるチーム、強く、よいチームになっていきます。まずは、声を出しあい、呼応することをしていきましょう。

 

丹波島少年野球クラブが取り組む「野球ノート」とは

選手1人1人が、その日の自分やチームが「うまくできたこと」「うまくできなかったこと」を書き、そして考えるためのノートです。人に見せたり、提出をしたりすることもありません。ただし、自分が読める字で書くことが前提です。

「うまくできなかったこと」は、「悪かったこと」という項目ではないことがポイントだと金澤監督に教えてもらいました。誰も「悪いこと」はしていませんよね。「自分が悪いんだ・・・」「あいつが悪いんだ・・・」などと、自分や友達を責めるのではなく、自分もチームもうまくできなかったことを明らかにし、なぜうまくできなかったのか、それを直すにはどうしたらいいのかを考えることが、次の試合やプレーにつながり、個々が、そしてチームが成長していくことにもつながります。まさに、野球を通して、「考える」ことを促すノート。監督やコーチが指示することをやるのではなく、自分達で考え、動くことができるようになるためのノートです。

そして、この「野球ノート」は、監督が大事にされている「野球を通して、自分の力で考え解決できる人間になれるようになってほしい」という願いや丹波島少年野球クラブが大事にしていきたいことを具現するためのノートなのです。

 

⭐︎金澤監督のからのアドバイス⭐︎

1 「うまくできたこと」「うまくできなかったこと」を書く。

2 「なぜうまくできたのか」「なぜうまくできなったのか」を赤で色を変えて書く。

3 「うまくできたことを続けていくにはどうしていくか」「それを直すにはどうしたらいいのか」を青や別の色で書く。

 

というように3つの段階で書くといい。

次に向けて、整理、分析して、実行(チャレンジ)していくようにしよう。